お引き合い、ご発注の前にお願いしたいことを挙げます。
◆お客様よりの要求仕様について
お客様の中には仕様書をきっちりと細かく決定される方がいらっしゃいます。
特に画面や操作仕様、机上の設計や論理的なところに時間をかけて完璧にするよりも、大まかに決めておいて実機にてフィーリングや使い勝手の改善に時間をかけたほうが早く的確に開発できます。
まずは、大まかなイメージや、使われるシチュエーションなどのディテールをお教えください。
引き合いの段階でお客様に伺いたいこと
・今回開発依頼の背景
・使用目的や作業者がどのように使うかの情報
・開発機器の生産量
打ち合わせをもとに、弊社にて仕様書を作成することもいたします。
ハンディターミナルやLCDパネル端末など多くの実績があり、作業者が使いやすい操作のご提案をいたします。
◆開発の費用を決めるのは
受託開発の費用はどこで決まるでしょうか?
費用内訳にはさまざまな要素があります。お客様は仕様の複雑さや技術的な難易度にのみ目が行くことが多いです。仕様以外にその製品が社会にあたえる影響力などにより違ってくるのです。。
いわゆる、コーディングやデバッグなどの開発の費用はそれほど変わりませんが、チェックや検証時間にどの程度時間を割くかによって大きく変わってきます。そして、ほとんどの場合検証時間とは人件費となります。
たとえば、
・研究、実験用にとりあえず動けばよい
・展示会用のデモ用に必要
・多少の不具合があっても許される。
というものであれば、比較的検証時間が少なくて済みます。
逆に次にあげるような場合・・
・不特定のユーザーが使う製品を開発する。
・計測器など、性能を担保しなければならない。
・不具合があると、多額の損失や人身事故の危険がある。
というような場合には、あらかじめ予算をとってきっちり検証しなければなりません。
検証作業はユーザーに近い御社が分担することで、費用を抑えることもできます。
見積もりは仕様の複雑さ、難易度に検証時間をどのくらいかけるかということになりますので、そのあたりをあらかじめきちんと決めていただけると、スムーズに開発を進行することができます。
◆補助金を利用するか
補助金を利用する場合、スケジュールに制約が出てきます。案件によってはその期間でできるかの検討から始めないといけない場合もあります。補助金を利用する予定であれば、その旨をお知らせください。
◆受託開発故に費用はかかります。
受託開発の場合、すべてがカスタマイズとなります。従いましてそれなりに費用がかかることをご理解ください。予算が予め決まっている場合には、市販品などの応用の検討など代替え案をご提案致します。